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平家の一杯水
長府の前田海岸には、平家の一杯水、という悲しい伝説の残る場所があります。
壇ノ浦の合戦で傷ついた平家の武将が、最期の力を振り絞って磯辺の水溜りを口にしようとしました。
本来ならば、潮溜まりの水は塩辛いものであるはずですが、平家の武将が口にした海水は、なぜか真水に代わっているのです。
この真水によって力つけられた武将が「もう一杯…」とさらに口にすると、今度は塩辛い海水に戻っているのです。

多くの武将の亡骸が流れ着いた浜に、今もその小さなお社が残されています
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