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三十三間堂

後白河法皇の命を受けて、蓮華王院、いわゆる三十三間堂の造営を担当したのは他ならぬ清盛でした。
堂内には一千一体の千手観音菩薩様が御安置されています。
多くは火災で焼失されてしまいましたが、一部は清盛創建当時のものも残っています。

実は、火災後の再建を手がけたのは、皮肉にも平家を滅ぼした源頼朝です。
現在、堂内に御安置の千手観音菩薩様のうち、3分の1が清盛の時代のもの、残りは頼朝の時代のものであるということです。

 

平家の当時の権勢を示すこの三十三間堂に、宿敵頼朝の手による御仏が一緒におまつりされているというのは、なんとも不思議な気分にさせられるものです。

 

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