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三嶋神社

三嶋神社はあらゆる生物の出生、生育、放生を守護される神様であり、平家の女性ともゆかりのある神社です。


後白河天皇の中宮滋子(建春門院)は、常に皇子のないことを嘆いていましたが、世人から「三嶋大神は子を授け給う神なり」と教えられて以来、深く信仰を寄せていました。
 

ある日、滋子が宮殿で1人寝ていると夢の中に白衣の翁が現れ、「汝に男子を授く。必ず日嗣たる可し。依って我を帝都巽の方へ祀る可し。」とのお告げがありました。


滋子はその後まもなく懐妊し、高倉帝を出産されたのです。
 

これを後白河はたいそう喜び、重盛に命じて小松ヶ谷に三嶋神社の社殿を造営させ、帝都巽の方角の守護神とされたのが始まりとなっています。

さらに、その高倉帝の中宮である徳子(建礼門院)も、懐妊平産のために祈祷を行い、資盛に命じて黄金および太刀を奉納されています。

 

この三嶋神社、平家の時代より現在まで子どもを授ける神社として篤い信仰を集めております。

秋篠宮殿下が2度起こしになられたことでも有名です。

鰻を神の眷属として信仰する三嶋神社に祈願する人は、祈願中、鰻断ちをする習わしがあります。

これに倣ってか、実家には「妊娠中は鰻を食べない」という風習がありましたので、私も妊娠中は鰻断ちをしました。

無事に出産して祈願が成就したあかつきには、鰻を食べて体を回復させるとよいとのことで、産後しばらくしてからまた鰻をいただくようになりました。

産後の婦人が鰻を食すると、産後の肥立ちを回復し、母乳もたくさん出るという話もあるようですね。

そのおかげもあって、我が家の男子2人はすくすく元気に育っております。
 

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