top of page

八坂神社

京都の人気の観光地の一つ、八坂神社の境内には忠盛ゆかりの灯篭があります。


忠盛が白河法皇に仕えていた頃、白河法皇は祇園女御という女性を寵愛していました。
あるとき、白河法皇が祇園女御を訪ねていく道中、一行は鬼のようなものに遭遇します。
法王は白河法皇の警護に当たっていた忠盛に鬼の退治を命じますが、忠盛はこれを無下に殺すようなことはせず、飛び掛かって生け捕りにしました。
明かりにそのとらえた鬼の姿を照らしてみると、実は灯篭に火を灯そうとする老僧が鬼に見えていただけのことでした。
白河法皇は忠盛の勇気と機知を誉め、女御を与えたと言われています。

さて、この祇園女御(またはその妹とも言われますが)、忠盛のところへ下された折には既に身篭っていたとも伝えられます。


白河院は「生まれた子が男子ならば、忠盛育てよ。女子ならばわしの子とする」と、忠盛に伝えられました。
果たして生まれてきたのは元気の良い男の子。

忠盛はこの赤ん坊を嫡子として育てることとなりました。


ある時、夜鳴きがひどいこの赤ん坊のことを伝え聞いた白川院は、
「夜泣きすと ただ盛りたてよ 末の世に 清く盛ゆる 事もこそあれ」との歌を下されました。

これにより、赤ん坊は清盛と名づけられ、長じて平家の棟梁として権勢を振るうこととなったのでした。

​お問い合わせ・ご意見
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • Pinterest
  • Tumblr Social Icon
  • Instagram
©2019 花のかんばせ 無断転載禁止

Success! Message received.

bottom of page