top of page

積翠園
ここ積翠園は、清盛の長男である重盛の山荘庭園であるといわれています。

積翠園の案内板によると、重盛は清水のふもとのこの地を特に好んだとされています。
庭園の形式は左回りの回遊式。
中心の大庭池には東側に大島、西側に小島(亀島)があり、大島の南側に並ぶ5つの夜泊石は不老不死の妙薬を積んだ宝船が港に停泊している姿を表しています。
夜泊石とは、中国の蓬莱思想に基づいて仙人が住むとされる蓬莱山に島を見立て、長寿延年を祈願するものです。
こうした趣は、信仰深い重盛が特に好んだものと思われます。
善美を尽くした積翠園は、現在は東山武田病院の敷地内にありますが、希望すれば見学をさせていただけます。
ゆっくりと庭園をめぐりながら、小松家の往時の姿に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
bottom of page