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安徳天皇稜
赤間神宮のすぐ隣に、安徳天皇陵があります。
美しい緑に包まれ、安徳帝はここでおやすみになっておられるのでしょうか。

門の外から中を伺い見ることは出来ませんが、ここには興味深い話が伝えられています。
御陵墓である円墳の裾は八角形に石囲いがしてありますが、これは仏教における八角円座の思想とする見方と、密教における怨霊封じの八画陣とする見方があるそうです。
そういえば法隆寺の夢殿も、聖徳太子の怨霊鎮めのために八角堂として建てられた、という説があるそうですね。
当時は何よりも「怨霊」の類を恐れていた時代でしたから、非業の死を遂げた幼帝を恐れ、また哀れむ気持ちから、この御陵は八角円座にて荘厳されたのかもしれません。
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